筆者が好きなエフェクターのひとつにBOSSのMT-2 Metal Zoneがあります。言わずと知れた名作エフェクター。
何を隠そう筆者が高校生の頃初めて手に入れたコンパクトエフェクターです。手に入れて以来ずーっと使い続けてきました。
しかし悲しいかな、何年も使っているうちにだんだんそのサウンドに飽きがきてしまいました。別にサウンドが嫌いになったわけではなくマンネリ、とでもいうのでしょうか。
でも思い入れのあるエフェクターだし新しいのを買うのはちょっと気がひける...
そこで筆者がたどり着いたのはエフェクターの改造(MOD)です。既存のエフェクターの部品を変更して音の味付けを変えるといったもの。
MODエフェクターはKeeleyやWEED等様々なメーカーが手がけたものが数多く販売されていますし、回路図がネットに転がっているので電子工作が得意な方は自分でMODを行うこともできます。
MT-2のMODはいくつか種類がありますが、有名なMODのひとつにDiezel MODと呼ばれるものがあります。
Diezelはドイツのアンプメーカー。DIESELじゃないですよ。
DiezelアンプはHR/HM系のミュージシャンがよく使用しているイメージです。
このDiezel MODをMT-2へ施すことで音圧や抜けが向上し、よりチューブライクなサウンドになるそう。これはやらない手はありません。
しかしここで一つ問題が。
思い立ったはいいものの筆者は電子工作についての知識はおろかハンダ付けの経験もほとんどありません。中学校の技術の授業でやったくらい。
Diezel MODの回路図を見てもなんのこっちゃさっぱりわかりませんでした。
自分で調べてやってみようとも思いましたが、ほぼ知識ゼロからのスタートなのでかなり時間と労力がかかりそうです。なので自分でやるのは断念しました。何より失敗したら嫌だし...
そこで今回は金にものを言わせ、どこかエフェクターの改造をやってくれるところへお願いすることにしました。
実際に筆者が改造を依頼したのは2014年の夏のこと。少々古新聞になってしまいますがその様子をレポートします。
エフェクター工房 CAMUROへ依頼
Googleで色々と調べてたどり着いたのがこのCAMUROというエフェクター工房のサイト。
(サイトの更新は2015年で止まってますが、2020年7月現在CAMURO代表者の方のTwitterは更新中ですので依頼は可能だと思います)
サイトによると、CAMUROさんに依頼できることは大きく分けて以下の3つ。
① オリジナルエフェクターの制作
② 回路図を基にしたエフェクターの委託制作
③ 市販エフェクターの改造
今回依頼するMT-2のDiezel MODは③の市販エフェクターの改造に当てはまります。
ざっと調べてみたところ他にエフェクター持ち込みでの改造を依頼できるところが見つからなかったのでここの工房に依頼することにしました。
実際に依頼してみた
早速CAMUROサイト内の問い合わせフォームから依頼しました。
筆者『かくかくしかじかでMT-2のDiezel MODを依頼したいんですが...』
CAMUROさん『可能です。クリッピング切替スイッチの追加もできますよ!』
筆者『(クリッピングって何?)じゃあスイッチ付きでお願いします!』
というわけでよくわかりませんがDiezel MODに加えてシリコン/LED(非対称)のクリッピングの切り替えをするスイッチも付けてもらうことにしました。
LEDの交換も無償で行なってくれるとのことでしたので青色LEDへの交換もお願いしました。
気になる費用ですがスイッチありで1万円ちょっとでした。スイッチなしだと1万円いかないくらいだった気がします。これに加えて往復の送料がかかります。
実際に依頼することが決まったら料金の支払いと発送をします。
料金の支払いは銀行振込でした。
発送から4〜8週間くらいで手元に届くらしいので、期待に胸膨らませつつヤマト運輸で手持ちのMT-2を発送します。
ついに到着
発送からおおよそ2週間くらいで手元に到着しました。
早速開封。
スイッチが追加されているのとCAMUROステッカーが貼られてます。
これだけでも十分カッコいい。
写真だと紫っぽく写ってしまってますがLEDは青になってます。
たまにスイッチのLEDに眩しすぎるものがあったりしますがこれはちょうどいいくらいです。
アンプに繋げて確認してみます。
...
...
...
...めっちゃいい。
MT-2のサウンドの特徴として特徴的な中域が挙げられますが、その特徴を残しつつ霧が晴れたようなクリアなサウンド。音圧と音抜けも向上しています。
もちろん改造前MT-2同様ローノイズのまま。
MT-2の特徴を残しつつDiezel寄りのサウンドへ変化した印象です。
そして今回追加で依頼したクリッピングスイッチの切り替えをしてみると、結構な違いがありました。
うまく説明できないのでそれぞれのクリッピング方式の特徴を調べてみると、
シリコンダイオードがオーバードライブっぽい明るめの歪み、LEDがマーシャルっぽいリッチな歪みになるみたいです。抽象的だな...
でも確かに言われてみればそんな傾向な気がします。
最後に
初めてエフェクターの改造と工房への依頼を行いましたが、CAMUROさんには非常に丁寧に対応していただき、知識ゼロの筆者でも安心して依頼することができました。
もちろん仕上がりも大満足。
エフェクターを改造してみたいけど自分でやるのは不安、という方にはおすすめできる工房なので気になる方はサイトをチェックしてみてください。