楽器の演奏って難しいですよね。
トランペットやヴァイオリン、ピアノなどなど...楽器というのはどれも時間をとって練習しないとまともに演奏できないものばかりです。
私は小学生の頃ピアニカやリコーダーなど音楽の授業で習う楽器ですら苦戦していました。
今回は何か楽器を始めてみたいけど、何がいいのかわからないとお悩みのそこのあなたに、安い・簡単・メンテナンスが楽、の三拍子揃った楽器を紹介していきます。
今回は音程の取れる楽器に焦点を当てて紹介していきます。
1.カズー
難易度:★☆☆☆☆
アフリカ発祥と言われる笛のような形をした楽器で、笛のような見た目ですが膜鳴楽器と呼ばれる太鼓の仲間だそうです。
個人的にはキングオブ簡単な楽器だと思います。しかも価格は500円からと楽器としては破格のプライス。
使い方はいたってシンプルで、太くなっているほうの端を口にくわえて声を出すだけです。
出す声の高さで音の高低を調節するので鼻歌を歌うことができれば演奏できます。演奏は簡単ですが極めれば動画のような演奏だってできちゃいます。
気軽に何か音楽を始めてみたい、という方におすすめの楽器です。
2.トイピアノ
難易度:★★☆☆☆
「トイ」という名の通りおもちゃのピアノです。
鍵盤の数は通常のピアノの半分以下で、1万円くらいから購入できます。
可愛らしい見た目なのでインテリアにもぴったりです。
ただの子供用のおもちゃでしょ、とあなどるなかれ。その愛らしいサウンドは世界中の多くの人を魅了し、「トイピアニスト」なるピアニストも活躍しています。
鍵盤の数か少ないので鍵盤の音を覚えるのも容易ですし、単音でメロディを奏でるだけでも様になります。
3.オカリナ
難易度:★★☆☆☆
陶器やプラスチックでできた笛、オカリナです。これも有名ですね。ゼルダです。
価格はプラスチック製は数百円から、陶器製のものは5,000円くらいから。
本体に空いている穴を指で押さえて口から息を吐いて音を出す、という点ではリコーダーと似ていますので親しみやすい楽器と言えるでしょう。
トイピアノ同様出せる音域がそれほど広くないので比較的少ない練習でもある程度は演奏できるようになります。
ソプラノ管やアルト管、C管・G管など、色々種類がありますがおすすめはアルトのC管です。
4.インスタコード/InstaChord
難易度:★★☆☆☆
インスタコードはギターのような形をした電子楽器です。
ボタンひとつでコード(和音)を押さえることができ、6つ並んだ細長いボタンを弾いたり、叩いたり、押したりして演奏します。
インスタコードではコードが数字でも示されており、専用の楽譜に示された数字通りにボタンを押していくだけで簡単に曲を演奏することが可能です。専用の楽譜はネット上で公開されているコードをインスタコード用の譜面に変換してくれるツールが配布されているので、そちらを利用すれば簡単に入手することができます。この数字は音楽理論に基づいており、弾いてるだけで音楽理論の基礎を学べるというのが、ギターやピアノにはない特長です。
電子楽器なのでギターやピアノ、ヴァイオリンなどのオーソドックスなものから雨音や銃声などといった効果音的なサウンドまで、実に128種類もの多彩な音源で演奏できるのも魅力のひとつ。
また、MIDIにも対応しており、パソコンやスマホに繋いで演奏することも可能。拡張性の高さも十分にあります。
出力は内蔵スピーカーのほかイヤホン端子もついており、どんな環境でも気軽に、そして気兼ねなく演奏を楽しむことができます。
価格は34,980円(税込み)で、以下の直販サイトからのみ購入可能となっています。
5.カリンバ
難易度:★★★☆☆
あまり聞き馴染みのない楽器ですが、木でできた箱にいくつもの細い金属板がついた形の楽器です。オルゴールの元となった楽器と言われています。
価格は5,000円ほど。
演奏方法ですが、動画のように本体を両手で持って金属板を指や爪で弾いて演奏します。
オルゴールの元となったと言われるだけあって、その音色はまさにオルゴールそのもの。聞いているだけで癒されます。
私も一度触ったことがありますが、音の配置がピアノと違うので慣れが必要なものの、慣れてしまえば簡単に演奏できる楽器だと思います。
6.ウクレレ
難易度:★★★☆☆
小さなギターのような楽器です。ハワイアンミュージックでよく使用されていますね。
価格は安いものだと5,000円くらいで購入できます。
ギターと比べて弦やフレットの数が少ないためコードも覚えやすく、簡単な曲なら数時間の練習で弾き語りできるようになるでしょう。
また、弦は柔らかいナイロン製がほとんどなのでギターのように練習していて指が痛くなることがあまりありません。
コロン、コロンといったその独特の音色はギター等の楽器には出せない魅力があり、弾くだけでハワイ気分を味わえます。
音もそれほど大きくないため集合住宅に住んでいる方にもおすすめです。
大きさの違いでソプラノサイズ(小)、コンサートサイズ(中)、テナーサイズ(大)と種類があり、どれも音色が微妙に違います。出せる音域はあまり変わらないので音の好みや手のサイズにあったものを選びましょう。
ウクレレ本体やチューナー、教則DVDなどがセットとなった商品も販売されているため、気軽に始めてみたいという方にはおすすめです↓
7.ティン・ホイッスル
難易度:★★★☆☆
ティン・ホイッスルはアイリッシュ系の音楽で使用されることの多い縦笛です。
その形や演奏方法はリコーダーとよく似ていて、若干の音の違いはあるもののリコーダーの経験があればとっつきやすい楽器だと思います。
価格が1500円くらいからと安価なのも魅力のひとつです。
オカリナやブルースハープ同様色々なキーのものが販売されていますがアイリッシュ系の曲を演奏したいのであればD管のものを購入するといいでしょう。
8.樹脂製管楽器
難易度:★★★★☆
管楽器と聞くとトランペットやフルートなど難しそうなものをイメージしてしまいますが、近年は樹脂製の簡易管楽器が販売されています。
樹脂製なのでメンテナンスに気を使う必要もほとんどありませんし、何より安価で始められることもあって最近注目を集めています。
ただ音量が大きめのものが多いので注意が必要です。
樹脂製とはいえ管楽器なので音を出すのに少しコツがいりますが、1時間も練習すれば出るようになるはずです。
動画はXaphoonという樹脂製のサックスですが、見た目はリコーダーやティン・ホイッスルのような感じですが、音はサックスそのもの。
個人的にはXaphoonは始めてみたい楽器のひとつでもあります。
おすすめは動画にある樹脂製サックスのXaphoonやヤマハ Venovaあたりがいいでしょう。
9.ハーモニカ(ブルースハープ)
難易度:★★★★★
スナフキンがよく吹いてるやつです。これも有名な楽器ですね。
ブルースやポップミュージック等幅広いジャンルで使用される楽器です。
難易度は星5つとなっていますが、今回紹介している楽器と比べての評価なので一般的な楽器の中では比較的簡単な部類に入ると思います。
筆者も1つ持っていますがなかなか単音を出すのが難しく、初めて間もない頃は隣の穴の音まで鳴ってしまっていました。
ハーモニカにも色々と種類やキーがありますが、おすすめは10ホールズハーモニカのキーが「C」のものです。
TOMBO社のMAJOR BOYが吹きやすくておすすめです。
最後に
いくつか楽器を紹介しましたが、どれも難易度は低めで1ヶ月も練習すればある程度は弾けるようになるはずです。
しかし簡単だからといってグランドピアノやヴァイオリン等に劣るわけではなく、練習を重ねればそれらを超えるような演奏もできます。
実際にYouTube等で音や演奏する姿を確認してみて自分が気に入ったものや長続きしそうなものを選ぶといいですね。