SEKAI NO OWARIのボーカルFukase(深瀬)さんの機材紹介です。
今回は現在使用している・または過去に使用していたアンプとエフェクターを紹介していきます。
Fukaseさんの機材紹介(ギター・ベース編)はこちら↓
セカオワFukaseさんの使用機材まとめ 〜ギター・ベース編〜
Nakajinさん編はこちら↓
セカオワNakajinさんの使用機材まとめ 〜アンプ・エフェクター&その他編〜
- アンプ
- エフェクター(ギター)
- エフェクター(ベース)
- Maestro / BB-1 Bass Brassmaster(オクターブファズ)
- Way Huge / Piercing Moose(オクターブファズ)
- EBS / MultiComp Studio Edition(コンプレッサー)
- SOVTEK (Electro-Harmonix) / BIG MUFF-π(ディストーション)
- DALLAS-ARBITER / Fuzz Face(ファズ)
- pandaMidi Solutions / Future Impact I.(ベースシンセサイザー)
- Free the Tone / ARC-3(スイッチャー)
- KORG / XVP-20(ボリューム/エクスプレッションペダル)
- 最後に
アンプ
Roland / JC-120
初期に使用していたアンプです。「虹色の戦争」のMVで使用が確認できます。
JC-120は超定番トランジスタアンプで、置いていないスタジオやライブハウスを見つけるのが難しいくらい定番です。
ひょっとしたらClub EARTHの備品かもしれませんね。
HIWATT / Custom100
2011年に開催された武道館ライブの際に使用していました。
HIWATTはイギリスのアンプメーカーで、クリーントーンに定評のあるアンプです。
HIWATTのアンプは黒色のものが多いんですが、このときFukaseさんが使用していたアンプは白色です。
古い蓄音機(詳細不明)
2013年に開催された「炎と森のカーニバル」、その翌年開催された「炎と森のカーニバル-スターランド編-」にて使用していました。
こちらはスピーカーとしての使用だと思われます。
EDEN / WT800 The World Tour
2019年に開催された「The Colors」で使用されたベースアンプです。
EDENのアンプはハイレスポンスかつクリアなサウンドが特徴で、その出力は圧巻の880W。世界中のベーシストに愛用されているアンプです。
現在は生産を終了しています。
エフェクター(ギター)
今現在Fukaseさんはベースをメインに使用していますが、以前はギターも使用していたので当時使っていたエフェクターたちを紹介します。
Xotic / RC Booster(ブースター)
虹色の戦争のMVで使用が確認できます。DJ LOVEさんの私物とのこと。
RCはReal Cleanの略で、その名の通り音をほとんど歪ませることなく原音をブーストすることができるエフェクターです。
残念ながらすでに生産終了となっていますが、後継機であるRC Booster V2が現在販売されています。価格は2万円強です。
BOSS / TU-2(チューナー)
BOSSの超定番チューナーです。
ステージでの視認性や頑丈さが特徴で、プロアマ問わず多くのギタリスト・ベーシストに愛用されているチューナーです。
現行モデルはTU-3という機種で、1万円ちょっとで購入できます。
エフェクター(ベース)
2019年に行われた「The Colors」のエフェクターボードはFree the Toneの手よって組まれたようで、以下のサイトで写真が確認できます。
Free the Tone - SEKAI NO OWARI TOUR 2019「The Colors」Fukase氏の機材紹介
Maestro / BB-1 Bass Brassmaster(オクターブファズ)
ボード右中央に鎮座する大きなオレンジの逆三角形が目を引くエフェクター。1970年代に生産されたビンテージエフェクターです。
ベースでブラス(管楽器)のようなサウンドを、というのがこのエフェクターのコンセプトのようですが、実際はゴリゴリのオクターブファズですね。
生産数が少ないためプレミアがついており、20万円以上の高値で取引されています。
Way Huge / Piercing Moose(オクターブファズ)
ボート右下にある銀色のエフェクター。
1970年代に生産されていたFoxxのTone Machineと呼ばれるエフェクターのクローンです。
過激なサウンドもさることながら、オクターブのON/OFFを切り替えることができるのがこのエフェクターの特徴です。
EBS / MultiComp Studio Edition(コンプレッサー)
Piercing Mooseの横にある黒と青のエフェクター。
ベースの定番コンプで、真空管コンプをシュミレートしたモードや低音と高音域それぞれにコンプをかけられるモードなど、その名の通りマルチに使えるコンプレッサーです。
現在は後継機であるMultiComp BlueLabelが販売されています。価格は約2万円です。
SOVTEK (Electro-Harmonix) / BIG MUFF-π(ディストーション)
ボード中央にある深緑のエフェクター。
BIG MUFFといえばアメリカのElectro-Harmonix製のエフェクターを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、このBIG MUFFはロシアのメーカーSOVTEK製の個体です。(SOVTEKはElectro-Harmonixの社長がロシアで立ち上げたブランドです)
アメリカ製のものと比べて中低域寄りのサウンドで、ベースにもぴったりかと思います。
Fuakseさんが使用しているのはアーミーグリーンの筐体に2トーンパネルを採用したレアなモデルです。(動画のものとは少し仕様が異なります)
DALLAS-ARBITER / Fuzz Face(ファズ)
ボード中央の赤くて丸いエフェクター。Fuzz Faceといえばジミ・ヘンドリクスやエリック・ジョンソンが使用していたことで有名なファズですね。
メンバーのTwitterにも登場しています。
TwitterのFuzz Faceは黒色の筐体ですが、The ColorsでFukaseさんが使用しているのは赤色の筐体のものなので1968年ごろの個体かと思います。ちょうどゲルマニウムからシリコンに変わったくらいのタイミングですね。
ビンテージのFuzz Faceは20万円以上しますが、現行モデルは2万円ほどで購入することができます。
pandaMidi Solutions / Future Impact I.(ベースシンセサイザー)
Fuzz Faceの左隣にある宇宙の絵が描いてあるエフェクターです。
2000年代に生産されたAKAI Professional製Deep Impactの後継機で、Deep Impactを設計したアンドラーシュ・サライ氏が開発に携わっています。
99種類の音がプリセットされており、かなり幅広い音を出力することができます。また、パソコンにつないで音の設定を変更できるのだとか。
このエフェクターは現在も販売されていて、4万円くらいで購入できます。
Free the Tone / ARC-3(スイッチャー)
ボード下部にあるでかい銀色のスイッチャーです。
MIDIにも対応しているので、曲に合わせて自動でエフェクトの切り替えを行うことも可能です。
現在は後継機であるARC-4が約11万円で販売されています。
KORG / XVP-20(ボリューム/エクスプレッションペダル)
ボード左端にあるのがこのXVP-20です。
ボリュームペダルにもエクスプレッションペダルにもなるペダルで、最小ボリュームや踏みこむ際のトルクを調整することができます。
Fusaseさんのボードにはエクスプレッションペダルが必要となるエフェクターは無さそうなのでおそらくボリュームペダルとして使っているのだと思われます。
新品が1万5千円程度で購入可能です。
最後に
こうして見るとギターはシンプルな機材でしたが、ベースではオクターブファズやディストーションなどの過激な歪み系エフェクターを多く使用していますね。また、ビンテージエフェクターも数多く使用している印象です。
今後も機材の入れ替わりがあると思われるので、新たな機材が判明し次第随時更新していきます。
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