エレキギターでもエレキベースでも、いざ始めようと思った時に必要になってくるのが「アンプ」です。
エレキベースの生音は小さいため、そのままの音ではバンドサウンドに埋もれてしまいます。そこで小さな音を増幅させるためにアンプを使うわけですが、メーカーやモデルによって音は千差万別。
出音の4割くらいはアンプによって変わると言っても過言ではないほど変わります。
もちろんアンプがなくても練習することはできますが、生音で聞く音とアンプを通して聞く音とではニュアンスが大きく異なるので練習の際はアンプを使用するのがおすすめです。
世の中には数多くのアンプがリリースされていますが、今回はその中でも自宅で使えてなおかつ音も良いベースアンプを紹介していきます。
VOX Pathfinder BASS 10
初心者向けのベースアンプの超定番。Amazonや楽器店のベース初心者セットについてくることも多いアンプです。
インテリアにもなりうるVOXらしいおしゃれなボディに5Wのスピーカーを2つ搭載したコンパクトなアンプで、6,000円ちょっとのお手頃な価格も嬉しいポイントです。
DRIVE、TREBLE、BASS、VOLUMEのコントロールに加え、よりエッジの効いたサウンドを得られるBRIGHTスイッチを搭載しています。
VOX Amplug2 BASS
こちらは他のアンプと異なりスピーカーを搭載しておらず、ヘッドホン出力・電池駆動のみ。本体にジャックがついているのでシールドいらずで練習できます。
コンパクトなボディながらハイゲイン・ローゲイン・ノーマルゲインの3チャンネルにVOLUME、TONEのコントロール。さらにテンポ調節可能な9つのリズムパターンを内蔵しているため、手軽にセッションを体験することができます。
AUX端子がついているのもこのアンプのポイントです。
これだけ機能がついてなんと価格は4,000円ほど。ギフトにもぴったりなアンプかと思います。
Blackstar FLY3 BASS
ギター用として発売され大ヒットとなったFLY3のベースアンプバージョンです。
電池駆動なので電源のない場所でも演奏することができます。(100V電源アダプターは別売り)
クリーンとオーバードライブの2チャンネルにコントロールはGAIN、EQ、COMP、VOLUME、SUBとなっています。SUBは低域を調節するノブです。
3Wと低い出力ですので集合住宅でも安心して使うことができ、別売りのキャビネットを購入すれば迫力あるステレオで演奏を楽しむこともできます。
Laney RB1
イギリスのアンプメーカーであるLaneyの出力15Wのアンプです。
VOLUME、GAIN、BASS、MID、TREBLEの基本的なコントロールに加え、音の粒を揃えるコンプレッサーを装備したアンプです。AUX端子やヘッドホン端子がついているのも嬉しいポイントです。
このアンプ、横から見るとホームベースのような形をしておりアンプ自体を傾けてプレイすることもできます。
現在サウンドハウスが正規代理店となっていますので、サウンドハウスからの購入がおすすめです。
Ampeg BA-108
世界中の名だたるベーシストに愛用されているAmpeg製のベースアンプです。
20W出力、8インチのスピーカーを搭載し、Ampegらしい重厚な音を出すことができます。
コントロールはVOLUME、BASS、MID、TREBLE、AUX Level、-15dBスイッチといった具合。-15dBスイッチはその名の通り音量を15dB減衰させるスイッチで、アクティブ回路を搭載したベースや出力の高いピックアップを搭載したベースを使用した時に使用します。
そのほかにもAUX端子やヘッドフォン端子を搭載していたり、筐体を60度傾けられたりと自宅練習にぴったりな機能が盛り込まれているアンプです。
EDEN EC8
EDENはハイファイ(原音に忠実)かつ高い音圧で世界中のベーシストに愛されているアメリカのアンプメーカー。
20W出力・8インチスピーカー搭載で、コントロールはGAIN、ENHANCE、TONEの組み合わせ。ENHANCEは中域のキャラクターを調節するツマミです。
コンプレッサーのツマミはありませんが、GAINを上ていくと徐々にコンプレッサーがかかっていく仕様になっています。
AUX端子とヘッドホン端子も搭載されています。
Hartke HD15
ベースアンプでおなじみのHartke製のアンプです。Hartke製アンプは高音がはっきりしているのが特徴。
出力は15Wで、Hartke製アンプの代名詞であるアルミコーンと一般的な紙製コーンとのハイブリッド構造を採用した6.5インチのスピーカーが搭載されています。
VOLUME、BASS、MID、TREBLEのコントロールに、ヘッドホン端子とAUX端子がついています。
最後に
どのベースアンプもそれぞれ特徴があり、音を聞いてみて気に入ったものを選びましょう。好きなアーティストが使っているアンプと同じメーカーのものを選ぶのもいいですね。
また、動画で音を確認するのもアリですが、動画の音と実際に聞く音とでは違いがあるので実際に楽器店で試奏して購入するのが失敗しないコツかと思います。
個人的にはVOXのamplugとHartkeのHD15がおすすめです。