【5分でわかる!】レスポールの特徴

ギターギブソン

フェンダー・ストラトキャスターと並んでエレキギターのスタンダードとなっているギブソン・レスポール。

ジミー・ペイジ氏やスラッシュ氏、日本ではB'zの松本孝弘氏なんかが使用していることでお馴染みのギターです。

今回はそんなギブソン・レスポールの歴史や特徴を解説していきます。

 

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歴史

レスポールは、ギタリスト兼発明家であるレス・ポール氏とギブソン社との共同開発により誕生したポール氏のアーティストモデルです。

1952年の発売からチューン・O・マチックブリッジやハムバッカーピックアップを採用するなど年々アップデートを重ねていき、1958年には現在の形のレスポールが完成しました。

しかしレスポールはパワーが強すぎて当時の音楽シーンにはマッチせず、1960年頃になるとストラトキャスターなどの人気に押されて売り上げが激減。生産停止となってしまいます。

そこでギブソン社はストラトキャスターに対抗すべく、1961年に2代目のレスポール(現在のSG)を発売しますが、2代目レスポールはポール氏の許可なく設計・販売がなされたため契約を切られてしまい、「レスポール」の名前が使えなくなってしまいました。

そのままレスポールは時代の波に飲みこまれてしまうかと思いきや、1960年代半ばになるとキース・リチャーズ氏やエリック・クラプトン氏が使用したことで、レスポールは再び脚光を浴びるようになります。

そこでギブソン社は1968年にレス・ポール氏と再び契約し、レスポールの再生産をスタート。

1960年代後半以降のロックブームと相まって、エレキギターのスタンダードとしてその地位を築いていきました。

 

サウンド

Gibson Custom Shop Collector’s Choice #45 1959 Les Paul “Danger 'Burst”【週刊ギブソンVol.132】

ジャズやカントリーのギタリストであったレス・ポール氏のモデルであるため、レスポールは太く甘い音が特徴です。

ハムバッカーはノイズに強く、サスティーンの伸びも良いためクリーントーンからファズまで気持ちよく鳴らすことのできるギター。

このことからジャズからロック、メタルまで幅広いジャンルをカバーできる守備範囲の広さも特徴の1つです。

その反面歯切れの良さはあまりよくないため、カッティング等のプレイは苦手です。

 

構造

ボディ

一般的なレスポール(レスポールスタンダード)はボディトップにメイプル、バックにマホガニーと2つの木材を貼り合わせた構成になっています。

メイプルは木目が出やすい木材で、特に美しい木目のものは高額で取引されています。

メイプルは非常に重く、高価な木材であったため、トップ材だけをメイプルとし、バック材には加工しやすいマホガニーが採用されました。

それぞれの厚みはメイプル1/2インチ(12.5mm)、マホガニー1と3/4インチ(44.5mm)となっています。

ネック、指板

ネックはボディバックと同様にマホガニーで作られていることがほとんどで、一部メイプルを採用したモデルも存在しました。

指板はほとんどモデルにローズウッドが、カスタムなど一部のモデルにエボニーやリッチライトが使用されています。

ピックアップ

レスポール発売当初はES-175などに搭載されていたシングルコイルピックアップ、P-90が搭載されていました。

その後フロントにP-90を、リヤにアルニコVピックアップを搭載したレスポールカスタムが1954年に発売、1957年になるとハムバッカーを搭載したレスポールが発売されました。

ハムバッカーはシングルコイルピックアップを横に並べた構造をしており、互いがノイズを打ち消し合う回路としたことで、低ノイズかつ中〜低域が強調された独特のトーンを持つようになりました。

ブリッジ、テールピース

レスポールは当初ポール氏が開発したブランコ型のトラピーズブリッジが搭載されていました。

トラピーズブリッジは構造上ブリッジミュートが不可能であったため、1953年からはブリッジをボディトップに固定したストップテールピースへと進化、さらに1954年になるとブリッジ部分とテールピース部分を分離したチューン・O・マチックを搭載したモデルが登場します。

チューン・O・マチック

チューン・O・マチックは弦高やオクターブだけでなく弦のテンションも調整でき、現在でもブリッジの定番として様々なギターに搭載されています。

 

いろいろなレスポール

一口にレスポールといっても製品名をよく見てみると後ろの方に「スタンダード」だったり「スペシャル」だったり様々な名前がついています。

これらはグレードを表す名称ですが、これらには一体どんなものがあるのでしょうか。

今回はその一部を紹介します。

 

ギブソンのグレード一覧はこちら↓

スタンダートやスペシャルって何が違うの? 〜グレード徹底解剖(Gibson編)〜

スタンダード

全てのレスポールの基本となるモデルです。

2007年までのスタンダードは伝統的な仕様を踏襲したモデルがほとんどでしたが、2008年以降はボディ内部をくり抜いて軽量化したり、ハムバッカーとシングルコイルを切り替えられるコイルタップ機能を設けたりするなど、新しい技術を取り入れたモダンなモデルへとシフトしました。

ジュニア

スチューデントモデル(廉価版)として登場したレスポールです。

メイプルトップを廃したフラットトップのボディや1つだけ搭載されたP-90ピックアップなど、コストダウンが図られたモデルです。

安いからといってスタンダードに劣るわけではなく、高域の効いた独特のサウンドや軽量ボディの取り回しの良さからファンの多いモデルとなっています。

スペシャル

スペシャルと聞くと何か高級そうなイメージを抱いてしまいますが、グレード的にはスタンダードとジュニアの間くらいの位置づけにあります。

基本的な仕様はジュニアと共通ですが、2ピックアップとなっていたりネックにバインディングが追加されていたりとジュニアよりも豪華な仕様となっています。

カスタム

カスタムはスタンダードの上位モデルです。

白もしく黒に塗装されたオールマホガニーのボディにゴールドパーツやアバロンなどをあしらった豪華な装飾が特徴です。

現行モデルはギブソンカスタムショップで製作されています。

トラディショナル

スタンダードが先進的な機能を取り入れたモダンなモデルであるのに対し、トラディショナルは古き良きレスポールの仕様をそのまま再現したモデルです。

スタンダードがモダンな仕様となって登場した2008年から販売されています。

肉抜きのないボディや出力が弱めのハムバッカーなど、往年のレスポールを手に入れたい方にはぴったりのモデルです。

 

 

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