ギターやベースって意外と部屋のスペース取りますよね。何本も持っているならなおさらです。
ギターやベースを保管する方法としてスタンドに立てかけたりケースに入れたりと方法は色々あると思いますが、それぞれにどんな特徴やメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回はギターやベースの代表的な4つの保管方法ピックアップし、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。
1.スタンドに立てる
おそらく最も一般的な保管方法ではないでしょうか。
製品の種類も豊富で、持ち運びできるコンパクトなものから複数本をまとめて収納できるものまで様々です。
スタンドにもいくつか種類があるので紹介したいと思います。
立てかけ型
最もよく見かけるスタンダードなタイプです。
お手頃な価格ものが多く、構造もシンプルなので余程のことがない限り壊れることはないでしょう。
ボディのみで支持するコンパクトなものもあります。
吊り下げ型
HERCULESなどでおなじみの吊り下げタイプのギタースタンド。
形は立てかけ型と似ていますが、このタイプはヘッドの下あたりから吊り下げて保管するので立てかけ型よりもネックへの負担を軽減することができるのがメリットです。
一般的に立てかけ型よりも高価になる傾向があります。
複数立てかけ型
何本かギターを持っている人におすすめ。複数本のギターを省スペースで保管することができます。
立てかけ型や吊り下げ型と比べて若干の不安定さがあるのがデメリットでしょうか。
それほど複雑な構造ではないためその気になればDIYすることも可能で、私はホームセンターに売っているイレクターで自作した複数立てかけ型のスタンドを使っています。
2.ケースへ収納する
ギターを買うと付いてくるケースに収納して保管する方法です。
よほど薄いケースでない限りほぼ密封状態にすることができるので、温度や湿度によるギターへのダメージは最小限にできるでしょう。また、ハードケースやギグケースなどは強度が高く、地震などによる転倒や衝撃に強いのもメリットとして挙げられます。
弾きたいときに毎回ケースから出すのがめんどくさいこと、保管場所を広くとる必要があることがデメリットですね。
3.壁に吊るす
楽器店に陳列されているギターは壁から吊るされていることが多いですよね。
壁を利用して保管するのでそれほど場所を取らないのがこの保管方法最大のメリットかと思います。見た目もおしゃれです。
また、吊り下げ型のスタンド同様吊るして保管することでネックへの負担を軽減できるというメリットも。
デメリットとしてはネジで壁に固定するタイプの製品がほとんどなので、壁に穴を開ける必要があるのがデメリットですね。
しかしディアウォールやラブリコなどのDIYグッズを使えば壁に穴を開けることなくギターやベースを吊るして保管することができます。
4.クローゼット等に吊るす
衣類ハンガーようにギターを吊るすことのできるアイテムが販売されているのでそちらを利用するのもおすすめです。
壁に穴を開ける必要がなく、ハンガーと同じように引っ掛けるだけなので設置も簡単。また、クローゼットは住宅の中でも温度や湿度の変化が比較的少ない場所であるためギターを保管するのにはピッタリの場所です。
注意点として複数本をまとめて保管する場合は突っ張り棒の荷重制限をオーバーしないように気をつけましょう。
また、この方法はフックでぶら下がっているだけなので簡単に左右に動いてしまいます。場合によってはフックが左右に動かないよう固定する等の工夫が必要かもしれません。
最後に
今回紹介した保管方法はどれも一長一短なので、ご自身の部屋の広さや所有しているギターやベースの本数に合わせた保管方法を選ぶと良いですね。
ギターやベースがラッカー塗装の場合はスタンドやケースとの接触面の塗装が変質してしまうおそれがあるので注意して選ぶようにしましょう。(ラッカー塗装に対応した製品もあります)